切子の価値

江戸切子や薩摩切子は価値があるとみんなが信じているから、価値がある。

同じデザインや技術で作られた切子でも、値段に差が出るのは、このためだ。

では、切子に、機能と歴史、以外の価値が生まれるとすれば、どんな価値だろうか?

例えば、職人の物語、旅先での思い出の記憶装置、他者への貢献(?)などだろうか?

切子を買うことで他者へ貢献って何だ?

自分がお金を出した分が、誰かに寄付されるとか?

それは、西野さんが絵本でやっているが、切子でもあり得るのか?

見ず知らずの人から切子をプレゼントされて喜ぶ人って誰だ?

僕は、要らない。プレゼントされるなら、自分の好みを考えてほしいと思う。

僕のことを全く知らない人がどうして選べる?

プレゼントは、違うのか。

では、切子を買うことで、誰かの挑戦を応援できるなら?

切子で挑戦って何だ?

製作過程をショーにして海外公演するか?

和菓子で三堀さんがやっているように。

エンターテイメントが好きな人はできるかもしれないな。


切子の、一般的なものさしって何だ?

美しさ、使いやすさ、歴史、かな。

主に食器として、前述のものさしの上で競いあっている。

別のものさしはないか?